雛人形、毎年出していますか?
それとも、ずっとしまいっぱなしになっていませんか?
実は、雛人形の扱い方には様々な言い伝えがあり、「出さないと良くない」「出しっぱなしも問題がある」など、悩ましい情報が飛び交っています。
でも、本当のところはどうなのでしょうか。
この記事では、雛人形を出さないとどうなるのか、しまいっぱなしや出しっぱなしの影響、そして大人になってからの処分方法まで、幅広くご紹介します。
雛人形にまつわる様々な疑問や不安を解消し、正しい扱い方を知ることで、大切な雛人形との良い関係を築くヒントが見つかるはずです。
雛人形に関する悩みを抱えている方、ぜひ最後までお読みください。
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雛人形を出さないとどうなる?しまいっぱなしの影響と言い伝えの真相
まずは、雛人形をしまいっぱなしにしておくことの影響について調べてみました。
しまいっぱなしは人形が傷む原因に!
まず、雛人形を出さないと考えられる影響は、物理的な劣化です。
長期間しまいっぱなしにしておくと、次のような問題が起こる可能性があります。
- 湿気やカビの影響で雛人形が傷む
- 布地や紐が劣化する
- 色あせや変色が起こる
久々にお人形を出したらカビていた……なんてことになったら、ショックですよね
特に日本の気候は湿度が高いので、定期的に風通しを良くすることがとても大切です。
年に一度でも、天気の良い日に雛人形を出して風を通し、ホコリを払うことをおすすめします。
風水的にもしまいっぱなしはよくない?
次に、風水の観点からも雛人形をしまいっぱなしにするのは良くないとされています。
風水では、使わないものをしまい込んでおくと運気が滞るといわれていて、雛人形も例外ではありません。
雛人形を出さないと不幸になるってほんと!?
では、「雛人形を出さないと子どもが不幸になる」といった言い伝えはどうでしょうか?
実は、これは迷信に過ぎません。
雛人形は女の子の健やかな成長を願うためのものであり、出さないからといって不幸を招くわけではありません。
この言い伝えの由来は、「節句などの年中行事をしっかりとやることが大切」という、昔の人が伝える戒めのようなものだったと考えられています。
我が家も年によって出したり出さなかったりしたけど、その年が特別不幸だった……なんてことはありませんでした
まとめると、大切な雛人形を長持ちさせるためにも、定期的に出して手入れをすることが大切です。
また、雛人形を飾ることで季節の移り変わりを感じ、家族の絆を深める良い機会にもなりますよ。
雛人形を片付ける日はいつがいい?出しっぱなしで結婚できないって本当?
では、雛人形はいつまで飾っておいていいのでしょうか?
雛人形を片付ける日はいつがいいのか、そして出しっぱなしにしておくことの影響について調べてみました。
雛人形を片付ける日の目安
まず、雛人形を片付ける日について、一般的な目安をご紹介します。
- ひな祭り(3月3日)の翌日から
- 3月中旬まで
- 特に「啓蟄(けいちつ)」の日(3月5日頃)が良いとされる
「啓蟄」というのは二十四節気のひとつで、冬眠していた虫が春の訪れを感じて土の中から出てくる時期のことです。
季節の変わり目として、また暖かく湿気が少なくなる頃合いであることから、雛人形を片づけるのに適していると言われています。
私もお母さんに「啓蟄の日に片付けるのよ」って言われてたけど、そういう理由があったんだ!
雛人形を片付ける際の注意点も押さえておきましょう。
- 丁寧にホコリを払う
- 湿度の低い晴れた日に片づける
- 防虫剤を使用する
- 風通しの良い場所で保管する
これらの注意点を守ることで、大切な雛人形を長く保つことができます。
雛人形を早く片付けないといけない理由は?
では、なぜ雛人形を早く片付けなければならないのでしょうか?
その理由には、実害的なものと言い伝えがあります。
- 実害的な理由:湿気やカビ、虫害から雛人形を守るため
- 言い伝え:
- 雛人形は女の子の代わりに厄を受けてくれるので、出しっぱなしにするとその厄が女の子に戻ってくる
- 片づけが遅れるとだらしない印象を与えるため、早く片づけるようにしなさいという教訓的な意味
また、俗説で、「雛人形を片づけないと婚期が遅れる」というのを聞いたことがあるかもしれませんが、こちらは迷信に過ぎません。
この俗説は、雛人形は結婚式を表現していることから、「早く片づける = 早く嫁に行く(早く片付く)」という連想があったとされています。
お父さんが冗談で「あやかにお嫁に行ってほしくないからもうしばらく出しておこうよ」って言って、お母さんに怒られてたことがあったなあ……
実際には、雛人形を片づけるタイミングと結婚の時期には何の関係もありませんが、雛人形を大切に扱い、適切なタイミングで片づけることが大切です。
雛人形はいつまで飾る?大人になったら雛人形どうするか問題
雛人形って、何歳ころまで飾り続けるべきなのでしょうか?
大人になってからも飾るべきなのか、それとも子供の頃で終わりなのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
雛人形をいつまで飾るべきか、大人になってからの雛人形の扱い方について調べてみました。
雛人形を飾る期間に決まりはない
まず、雛人形を飾る期間には明確な決まりはありません。
雛人形は女の子の健やかな成長を願って飾るものですが、大人になってからも飾り続ける家庭は多くあります。
- 結婚するまで飾る
- 子どもが一人暮らしで家を出たので飾るのをやめた
- 子供の居場所に関わらず実家で飾り続ける
などなど、雛人形の飾り方は、家庭によって様々です。
我が家は小学校高学年頃には雛人形を飾らなくなっていたと思います。
大切なのは、雛人形を飾ること自体が家族の伝統や季節の行事として楽しむものだということです。
大人になっても飾ることに問題はありません。
むしろ、季節のを楽しむインテリアとして雛人形を飾り続ける人は多くいます。
大人になったら雛人形はどうするのがいい?
では、大人になってからの雛人形の扱い方について、いくつかの選択肢を見てみましょう。
- 実家に飾り続ける
- 実家の両親が管理し、毎年飾ってくれる
- 帰省時に一緒に飾りを楽しむ
- 新しい家に持って行く
- 自分の家庭で新たな伝統として飾る
- 子供ができたら、一緒に飾る楽しみを共有する
- 孫ができるまで大事にしまっておく
- 次の世代に引き継ぐための準備をする
- 適切な保管方法で大切に保管する
- 手放す
- 新しい持ち主に譲る
- 供養や処分を検討する
雛人形の扱い方は、それぞれの家庭の事情や想いによって異なります。
大人になってからの雛人形の扱い方を決める際には、以下のポイントを考えてみるのも良いでしょう。
- 雛人形への愛着
- 飾るスペースの有無
- 家族の意見
- 将来の子供や孫への継承の可能性
飾り続けるか、しまっておくか、それとも新たな形で活用するか、家族で話し合いながら決めていくのが良いでしょう。
雛人形の処分方法は?供養・買取・寄付など、大切な人形との別れ方
では、雛人形を手放すことになったとき、どうすればいいのでしょう?
ここでは、雛人形の処分方法について、供養、譲渡・寄付、買取の観点からご紹介します。
雛人形を供養に出す
雛人形の供養は、最も一般的な処分方法の一つです。
- 人形供養をしている神社やお寺で供養してもらう
- 郵送での供養も可能
- 供養料は通常3000円から5000円程度
供養を通じて、雛人形に感謝の気持ちを伝え、安心して手放すことができます。
楽天市場にも人形供養のサービスが販売されてたよ!
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雛人形を譲渡する・寄付する
雛人形を必要としている人に譲ったり、雛人形を寄付する方法もあります。
例えば、障がい者アート協会では「人形供養寄付」という形で雛人形を受け付けています。
寄付された人形は、必要としている施設や個人に譲渡されたり、状況によって供養も行われます。
寄付することで、雛人形に新しい役割を与えることができます。
雛人形を買取してもらう
雛人形を売却する方法もあります。
- 専門の買取業者に査定を依頼
- 状態が良ければ高値で買い取ってもらえることも
- ネットオークションやフリマサイトでの個人売却も可能
雛人形はもともと高価なものだから、業者さんにちゃんと見てもらったほうが安心かも!
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雛人形の処分方法を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 雛人形への思い入れ
- 処分にかけられる時間や手間
- 経済的な事情
- 社会貢献への意識
大切なのは、自分に合った方法を選び、後悔のない形で手放すことです。
どの方法を選んでも、長年大切にしてきた雛人形への感謝の気持ちを忘れずにしたいですね。
まとめ
雛人形は日本の伝統的な風習であり、大切に扱うべき宝物です。
「出さないと縁起が悪い」「片付けないと結婚できない」といった言い伝えは迷信ですが、雛人形を大切にすることで、家族の絆を深める良い機会になります。
雛人形には思い出がたくさん詰まっているはずです。
その想いを大切にしながら、自分に合った方法で雛人形と向き合いましょう。