「土用の丑の日にうなぎを食べるのはなんとなく知っているけど、なぜうなぎなの?そもそも土用の丑って何?」
毎年この時期になると気になるけど、調べるタイミングを逃している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、土用の丑の日にうなぎを食べる理由・由来をまとめて解説します。
- 土用の丑の日にうなぎを食べる理由
- 「土用」「丑の日」「2回ある理由」など基本的な意味と仕組み
土用の丑の日にうなぎを食べる理由と由来|平賀源内だけじゃない納得の背景
土用の丑の日にうなぎを食べるのはなぜ?平賀源内説と「う」の語呂合わせの真相
「なんとなく毎年うなぎを食べているけど、なぜうなぎなの?」と思ったことはありませんか?
実は、この習慣には複数の理由が重なっていて、平賀源内の話はそのひとつです。
■ 平賀源内のキャッチコピーが火付け役
江戸時代、夏場に売れ行きが落ちたうなぎ屋が、当時の発明家・平賀源内に相談したことがきっかけとされています。源内は「丑の日にうなぎを食べると縁起が良い」というキャッチフレーズを考案。これが評判を呼び、江戸中のうなぎ屋が真似をして「土用の丑の日=うなぎ」という習慣が広まっていきました。
■「う」のつく食べ物を食べると縁起が良い
もともと土用の丑の日には、中国の五行思想において「丑の日の頭文字=う」にちなんで、「う」のつく食べ物を食べると縁起が良いという風習がありました。
「う」のつく食べ物の例:
- うなぎ
- うどん
- 梅干し
- うり(きゅうりや冬瓜など)
これらの中でうなぎが特に定着した理由は、ビタミンA・B1・B2・DHA・EPAなど栄養価が群を抜いて高く、夏バテ対策として実際に効果的だったからです。語呂合わせと実用性が一致したことで、うなぎだけが突出して選ばれるようになりました。
■ 料理店とメディアの宣伝が「習慣化」を後押し
平賀源内のアイデアをきっかけに、料理店やメディアが「うなぎの日」として積極的に宣伝を展開。毎年繰り返し発信されることで、「この日はうなぎを食べるもの」という心理的な定番が形成されていきました。特別なイベントとして位置づけられたことで、家族みんなで楽しむ年中行事として根付いていったのです。
■ まとめると、うなぎが選ばれた理由は3つ
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| ① キャッチコピーの効果 | 平賀源内の「丑の日にうなぎ」が話題に |
| ② 語呂合わせとの相性 | 「う」のつく食べ物の筆頭として選ばれやすい |
| ③ 栄養価の高さ | 夏バテに効く実用性が習慣を後押し |
この3つが重なったことで、うなぎは単なる「縁起物」を超えて、理にかなった夏の風物詩として今も愛され続けているのです。
土用の丑の日の意味を分かりやすく解説|由来から「2回ある理由」まで
土用の丑の日の由来を簡単に説明
「土用の丑の日って、そもそも何の日?」と聞かれたとき、パッと答えられますか?
シンプルにまとめると…
① 「土用」って何? 春・夏・秋・冬、それぞれの季節が始まる前の約18日間のことを「土用」といいます。季節と季節の間の”つなぎ目”の時期です。
② 「丑の日」って何? 昔は日付を十二支(子・丑・寅…)で数えていました。「丑の日」は12日ごとに1回めぐってくる「丑=うし」の日のことです。
③ なぜうなぎ? 夏の土用の丑の日は、「丑(うし)」の”う”にちなんで、「う」のつく食べ物を食べると縁起が良いとされていたところに、平賀源内のキャッチコピーが加わり、うなぎが定番になりました。
土用の丑とは何か|「土用」と「丑の日」の基礎知識
■「土用」の正確な意味
「土用」は、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前約18日間を指します。陰陽五行説に基づいた考え方で、この期間は季節のエネルギーが切り替わる不安定な時期とされています。
土用の期間中は昔から「土いじりを避ける」などの風習もあり、特別な節目として扱われてきました。
■「丑の日」の正確な意味
十二支(子・丑・寅・卯…)は日付にも割り当てられており、12日ごとに一巡します。「丑の日」はその中の「丑」にあたる日のことです。
「土用」の期間と「丑の日」が重なるタイミングが、土用の丑なのです。
土用の丑の日が2回ある年の理由は?
「土用の丑の日が2回ある年があるけど、うなぎはどっちに食べればいいの?」という疑問をよく耳にします。
■ なぜ2回になることがあるの?
夏の土用の期間は約18日間。この期間中に十二支の「丑の日」が2回めぐってくる年があります。12日ごとに丑の日が来るため、18日間の中に2回入ることがある、というわけです。
■ 土用の丑の日が2回ある年は、うなぎはいつ食べる?
土用の丑の日が2回ある場合、「一の丑」にうなぎを食べるのが一般的です。ただし「二の丑」に食べていけないわけではないので、「一の丑」にうなぎを食べ忘れた!となった場合や、「暑さがピークを迎えるタイミングで元気をもう一度チャージしたい!」というときに「二の丑」でのうなぎを楽しみましょう。

もちろん両方で食べてもOK!
夏以外の土用|何を食べるとよい?
■ 年に4回ある「土用」
土用は夏だけではなく、春・夏・秋・冬の年4回(立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前約18日間)あります。
夏の土用は「丑の日」に「”う”のつくものを食べるとよい」といいますが、他の季節では別の十二支の日に、縁起の良い食べ物を食べるとよいといわれています。
- 春の土用は「戌(いぬ)」の日に“い”のつくもの
- 夏の土用は「丑(うし)」の日に“う”のつくもの
- 秋の土用は「辰(たつ)」の日にに“た”のつくもの
- 冬の土用は「未(ひつじ)」の日に“ひ”のつくもの

どの季節も「丑の日」がいいってわけじゃないんだね!
季節によって縁起の良い十二支が変わるのは、12か月に割り振られた干支の中で、各季節の土用とちょうど向かい合う干支を基準にしているからです。
まとめ
土用の丑の日は、江戸時代から続く季節の変わり目に体を整える知恵が詰まった行事です。
「なんとなく食べていたうなぎ」も、由来を知った上で食べると、味わいがひと味変わるものです。
今年の土用の丑の日は、家族に由来を話しながら、ちょっと特別な気持ちでうなぎを楽しんでみてください🎐
