ねうしとらうたつみ……あれ、次は何だっけ?
「今年は○○年」「わたしは○○年生まれ」など、日常に根付いている十二支。
ですが、いざ「12個全部を順番に言ってみて」「漢字で全部書いてみて」と言われると、意外と難しいのではないでしょうか?
そんな方のために、この記事では十二支の覚え方を総まとめしています。
基本的な読み方から順番の覚え方、そして漢字と動物の対応まで、丁寧に解説しています。
覚えやすい歌やリズム、言い伝えを使った覚え方など、様々なアプローチを紹介しているので、自分に合った方法が見つかるはずです。
十二支の覚え方:歌や物語で基本の読み方と順番をマスター
まずは、十二支の基本的な順番を確認しましょう。
- 子(ね=ねずみ)
- 丑(うし)
- 寅(とら)
- 卯(う=うさぎ)
- 辰(たつ)
- 巳(み=へび)
- 午(うま)
- 未(ひつじ)
- 申(さる)
- 酉(とり)
- 戌(いぬ)
- 亥(い=いのしし)
「この順番、どうやって覚えればいいの?」と思う方も多いはず。
でも大丈夫!覚え方のポイントをいくつか紹介します。
リズムや歌で覚える
十二支を覚えるいちばんの近道は、リズムよく繰り返し口ずさんで身体で覚えていくことです。
家の中で歩き回りながら、一歩ずつ歩くごとに「ねー、うし、とら、うー、たつ、みー……」と唱えてみると、リズムと言葉が自然と頭に入ってきますよ。
十二支の順番を歌にした曲もあるので、メロディがあるほうが覚えやすいという方には、この方法もおすすめです。
私は小さいときにNHK「にほんごであそぼ」で流れていた十二支の歌で自然と覚えちゃいました!
マンガやアニメで覚える
十二支をモチーフにしたマンガやアニメもたくさんあります。
例えば、「フルーツバスケット」や「えとたま」、「十二大戦」などです。
マンガやアニメが好きな方なら、十二支とキャラクターがリンクした作品で覚えるのもありかも!?
十二支の言い伝えで覚える
十二支には、神様が動物たちに「新年に御殿に挨拶に来た順に12番目までを1年の王様にする」と言ったという言い伝えがあります。
この物語を覚えると、順番も自然と頭に入ってきます。
例えば……
- ネズミはウシの背中に乗って、ゴール直前に飛び降りて1位になった
- ウマとヒツジは仲が良く、一緒に神様のところへ行った
- イヌとサルは途中でケンカしてしまい、ニワトリが仲を取り持とうと間に入った
- イノシシは勢いが良すぎてゴールを通り過ぎてしまい、慌てて戻ったら12番目になってしまった
なんてずるがしこいネズミ!でも、こういう物語があると、順番を覚えやすくなりますよね。
少しずつ語呂合わせを作ってみる
12個を通して覚える語呂合わせは見つからなかったのですが、一部分を語呂合わせで覚える方法も見つかりました。
- 「辰・巳」と「戌・亥」は、それぞれ「たつみさん」「いぬいさん」と人の名前のように覚える
- 「辰・巳・午・未」は「たつみさんが、うま(午)とひつじ(未)を飼っている」と文章にして覚える。
こんな感じで、自分でストーリーを作ってみても面白そうですね!
普通の漢字となぜ違う?十二支の漢字と動物の関係
十二支が覚えづらい理由の一つに、「普通の漢字と読み方が一致しない」問題があります。
例えば、ねずみは「鼠」じゃなくて「子」って書くのは不思議ですよね。
十二支の漢字が普通と違う理由は、実はとても面白いんです。
もともとは植物の成長を表していた記号
十二支はもともと昔の中国で、日付を記録するための「記号」として使われていた12個の漢字のこと。
各漢字には、植物の成長過程に関連した意味があります。
十二支 | 植物の成長に関する意味 |
子 | 種子を宿す時期 |
丑 | 芽が出始める時期 |
寅 | 生長を始める時期 |
卯 | 若葉を茂らせる時期 |
辰 | グングン成長する時期 |
巳 | 種子ができ始める時期 |
午 | 成長から衰退へ向かう時期 |
未 | 果実ができ始める時期 |
申 | 果実が成熟する時期 |
酉 | 収穫した果実で酒を造る時期 |
戌 | 枯れ始める時期 |
亥 | 新たな種子が閉ざされる時期 |
この12個の記号は、のちに時間や方位を表す記号にも使われるようになりました。
覚えやすいように動物を当てはめた
便利な記号として使われていた漢字たちですが、これだけだと覚えにくいですよね。
そこで登場したのが、動物との対応です。
中国の王允という人が、民衆にももっと親しみやすくするために、十二支に動物を当てはめたんだそうです。
どう覚える?十二支の漢字と動物の覚え方を考えてみた
さて、これらの漢字と動物の読み方、どうやって覚えればいいでしょうか?
十二支の順番同様、有名な覚え方が存在しないので、私なりのこじつけ……もとい、ユニークな覚え方を紹介します。
- 子(ね):「子」だくさんの「ネズミ」
- 丑(うし):土用の「丑(うし)」の日
- 寅(とら):フーテンの「寅(とら)」さん
- 卯(う=うさぎ):卯月(うづき=4月)と同じ順番・漢字
- 辰(たつ):巨人の原「辰(たつ)」徳監督
- 巳(み):漢字が「へび」のとぐろを巻いているみたい
- 午(うま):「正午」=「うま」の正刻
- 未(ひつじ):_____
- 申(さる):きーきーともの「申」すお「さる」さん
- 酉(とり):年末の「酉(とり)」の市
- 戌(いぬ):_____
- 亥(い=いのしし):_____
正直、全部の漢字にこじつけを考えるのは難しい!良いアイデアがあったら、ぜひ教えてください!
(追記)十二支の漢字と動物をセットで覚えられそうなイラストを発見!
かわいいフリー素材を作成しているいらすとやさんで、十二支の漢字と動物を覚えるのにぴったりなイラストを発見!
それぞれの動物が漢字の形になっててかわいい!
目で見て覚えたい人は、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね!
まとめ
この記事では、十二支の順番から読み方・漢字まで、覚えるためのさまざまな方法を紹介しました。
リズムや歌で覚える、ストーリーを活用するなど、自分に合う覚え方は見つかりましたか?
自分で語呂合わせや覚えやすいストーリーを編み出すのも一つの手ですし、あれこれ考えてみることでさらに身につくこと間違いなし!
いろいろな方法を試してみて、十二支をマスターしてみてくださいね。