お正月に欠かせない鏡餅ですが、「どこに置くのが正しいの?」と迷ってしまうことはありませんか?
実は、玄関や仏壇、リビングなど、飾る場所によって意味や風習が異なることもあるんです。
本記事では、地域ごとの違いや、玄関に飾る際のポイント、仏壇への供え方について詳しく解説します。
どの場所に鏡餅を飾ればいいのか、この記事でスッキリ解決して新年を迎えましょう!
鏡餅はどこに置く?飾る場所の選び方
鏡餅は、正月飾りとして家の中で特別な場所に置くことが大切です。
日本では八百万の神様がいると信じられており、それぞれの場所に神様が宿るとされています。
そのため、鏡餅を供える場所も意味を持つのです。
鏡餅を供えることで、その場所にいる神様を祀り、新年の幸せや豊作を祈ります。
ですので、どこに飾るかを慎重に選ぶことが大切です。
我が家はいつも、家族が集まるリビングに鏡餅を飾っています。家族みんなで過ごす場所に神様がいると思うと、なんだか安心するんです
鏡餅を飾る場合は、居間や玄関から少し離れた場所に、飾り棚や小さなテーブルを使って、お正月にふさわしい雰囲気で飾ると良いでしょう。
こうすることで、スペースが限られていても華やかさを出せます。
鏡餅を飾る際は、その場所や方法に込められた意味を理解し、家族の願いや伝統を大切にすることがポイントです。
家族の健康や幸せを願いながら、自分たちに合った飾り方を選んでみてください。
鏡餅を玄関に飾ってはいけない地域があるってホント?
鏡餅を飾る場所は地域によって違いがあります。
たとえば、関西地方では玄関に鏡餅を飾る習慣がありますが、関東地方では床の間に飾ることが一般的です。
地域ごとに違う風習があるため、同じ日本でも飾る場所に違いがあるんですね。
関東地方では鏡餅をどこに飾る?
まず、関東地方について見ていきましょう。関東地方では、床の間や神棚など、家の中でも特別な場所に飾るのが特徴です。
関東のおじいちゃん家では床の間に飾っていたよ。
また、江戸時代の文化の影響を受けていて、縁起物をたくさん飾ることが多いです。
例えば、橙(ダイダイ)、裏白(ウラジロ)、ゆずり葉、めでたいを意味するタイやエビ、昆布(ヨロコブ)など、意味のあるものを組み合わせて飾ります。
関西地方では鏡餅をどこに飾る?
一方で、関西地方では、玄関に飾る習慣が根強く残っています。
関西の人々は、家の入り口に神様をお迎えする意味を込めて玄関に飾るのです。
こちらも橙、裏白、ゆずり葉、ゴヘイなどの伝統的な縁起物を使用しますが、関東地方とは違い、歴史や伝統を重視する飾り方が多いようです。
このように、地域によって鏡餅の飾り方が異なるため、自分の地域の風習や家族の伝統に合わせた飾り方を選ぶのが良いでしょう。
一般的な鏡餅の飾り方は、こちらの記事もご覧ください。
鏡餅を仏壇に供える際のポイント
新年を迎えるご挨拶に、と、お仏壇に鏡餅を供える家庭もあるようです。
お正月の仏壇飾りには、「打敷(うちしき)」や「五供(ごくう)」、「御霊供膳(おりょうぐぜん)」などがありますが、それらと合わせて鏡餅を仏壇に供える際には、いくつかのポイントがあります。
まず、仏壇に供える鏡餅のサイズですが、一般的には小さめのサイズを選びます。
大きな鏡餅は床の間や玄関に飾ることが多いですが、スペースが限られる仏壇用には、適度な大きさのものが最適です。
他のお供え物もあるから、スペース的に大きい鏡餅は置けないね。
次に、配置について見ていきましょう。
鏡餅は、半分に折った半紙を敷いた高坏(たかつき)に乗せ、仏壇の上段左右に1つずつお供えします。
このように、仏壇に鏡餅を供える際は、配置や供え方に気をつけながら、丁寧に供えることが大切です。
まとめ
鏡餅を飾る際は、どこに置くかを慎重に選ぶことが大切です。
家族の健康や幸せを願い、神様を迎える場所を大切にしましょう。